CD化して欲しいLP
私が特にCD化して欲しいと思っているLP盤を挙げたものです。
いずれも有名レーベル&アーティストなので、無理ではないと思うのですが…。
- ベートーヴェン/ピアノソナタ第4番、第11番 ペライア(CBS SONY<80>)
ペライアの古典派(ベートーヴェン、モーツァルト)を私は非常に高く評価しているのだが、一連のCBSへの録音の中で、この盤だけはなぜかCD化されていない。
(有名曲が入っていないから?)
特に4番は私の好きな曲で今までいろいろな盤を聴いているが、この演奏が今のところベスト(私の理想形に近い)だと思っている。
11番ももちろん秀演。
→[2012/11/25追記]2012年10月にCD化。(ブログ記事)
- ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番 ガヴリーロフ/ラザレフ/ソビエト国立so.(Melodiya<76>)
若きガヴリーロフの精巧かつ豪快な演奏。(後年のムーティとのEMI盤は録音のせいか音がマイルド過ぎていまひとつ。)
ただ最近はヴォロドスやアンスネスなど佳演が増えてきたので、以前思っていたほど絶対的な演奏とは言えないかな。
ちなみに(少し古いが)海外のどこかのラフ3マニアのページでもこの盤がベストに推されていた。
- ショパン/ピアノソナタ第3番、スケルツォ第1番、第2番 ワイセンベルク(RCA<67>)
- シューマン/謝肉祭、ピアノソナタ第2番 ワイセンベルク(RCA<67>)
いずれも'60年代の最盛期のワイセンベルクらしい切れ味鋭い技巧が全開。
ショパンのソナタは'77年のEMI盤がCD化されているが、こちらは演奏が荒れてしまっている。
シューマンはいわゆるシューマンらしい演奏ではないが例によって明晰なタッチとキレまくる技が爽快。
- J.S.バッハ/パルティータ第6番、3声および6声のリチェルカーレ(音楽の捧げものより)、4つのデュエット 高橋悠治(CBS SONY<71>)
昭和46年度芸術祭参加作品。
パルティータとデュエットは'77年のDENON盤に比べて音に張りがあってずっと気合いが入っている感じがある(DENON盤も悪くはないが)。
特に6番はこの曲のピアノ演奏盤では最も好きなものである。
→[2011/8/3追記]2011年7月にCD化。(ブログ記事)
- ベートーヴェン/ピアノソナタ第3番、ハイドン/ソナタHob.XVI-30、リスト/ドン・ジョヴァンニの回想 デミジェンコ(Melodiya<78>)
最後のリストが秀逸。胸のすくようなテクニックを随所に見せ、この曲の演奏の最良のものの1つと言ってよい。
以後も思い出したところで随時追加の予定…。
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