技術的にも高いレベルにあるが、それよりもむしろ詩情豊かというか音楽的なところに惹かれる。 人によっては勿体つけすぎと思うかもしれない（確かに「和音」の中間部の遅さなどはやりすぎと思う）が、内田盤のように深読みし過ぎた感じではなく、むしろ自然で健康的。響きも明るく（特に和音）開放的である。 それでいて細部まで神経が行き届いていて、内声の歌い方や緩急、タッチの変化の付け方も上手い。 「オクターブ」「半音階」「反復音」のような急速系の曲での技巧の冴えと、緩徐系での響きに配慮した歌い込みの対比がよいメリハリになっている。 ただ「3度」「6度」など前半の重音系は（解釈なのかもしれないが）もう少し流麗さが欲しい感じだし、「8本の指」も粒の揃い方がもう一つ。 また録音時の問題なのか、曲によって音像が変わる（「和音」などは曲の途中で変わっている）のが少し気になる。
模範的演奏。 オールソン盤はどちらかというと個人的趣味が入っているが、こちらは万人に推せるタイプ。 どの曲も高いレベルで完成されており、「穴」（イマイチと思える曲）がないのがエラい。（その意味ではショパンエチュードにおけるポリーニ盤に通じるところがある。個々の曲にポリーニ盤ほどの強烈さはないが。） 解釈も正統的で、現時点ではこのエチュード集のリファレンス盤に最もふさわしいと言える。 尖ったところ、他盤にはない強い魅力に欠けるのが物足りないと言ったら贅沢か。 また、技術的な確実さではオールソン盤より上だが、音色やタッチの変化は少なめ（全体的にモノクロームな印象）なので、通して聴く場合には多少単調に感じられる嫌いがあるかもしれない。
スピード感に溢れ音も硬質で明晰。 全体的に速いテンポでも鮮やかに弾き切っており （例えば「4度」の前半に出てくるStrettoの部分など見事）、 純粋にメカニカルな面での爽快感がある。 ただ、あまり緩急の差をつけずにインテンポで突き進むことが多く、ちょっとアグレッシブ過ぎるというか、微妙な陰影や味わいには欠ける感もある（まさに「エチュード的」な演奏）。 例えば「5本の指」などテンポは速いが、フレーズの変わり目でもう少し「間」があってもよい気がする（オールソンとは非常に対照的）。 また雑というほどではないが、アーティキュレーションや各声部のバランスなど、細部にもう少し精妙さがあってもよいと思う（良く言えば勢いがあるということだが）。 元気が良すぎるというか、デリカシーに欠けるというか…。 「和音」もかなりのスピードだがちょっと荒い。 というわけで才気煥発だが多少聴き疲れのする演奏。
'73年盤（旧盤）と解釈は大きく変わっていないが、音質はずっと改善され、また細部の丁寧さも幾分増して（あるいは録音の大味さが減ったせいかも）聴きやすくなっている。 ただやはり（ボッファール盤等と比べると）細部の精妙さにはまだ改善の余地あり。 弾き飛ばすということはないが、弾き急ぐような感じがある。（「6度」「半音階」などでそれを感じる。勢いは相変わらず良いのだが。） 一方、旧盤のような尖鋭さ（昔のベロフらしさと言ってもよいかも）を求める人は多少物足りなさを感じるかも。 とは言っても技術的には高いレベルを維持しており、速いテンポでの爽快感は格別。 「4度」前半でのStrettoのパッセージの見事さも健在である。
ペダルを控え目にして、やや乾いたノンレガート気味のタッチが多いが、その粒の揃い方が美しく、清潔感のある技巧という印象。気品がある。 全体的に線は細いが、クールというか、過度な思い入れを排して、いかにもフランス的（明晰性＋知情のバランスの良さ）という感じがある。 あるいは師のギーゼキングと同様、即物主義的な解釈と形容されるのかもしれないが、確かに見せつけたりこねくり回すようなところがなく、あくまで上品。 中でも速めのテンポでもったいぶったところが皆無の「3度」、スタカートの6度のパッセージが気持ちよい「6度」、ノンレガートのタッチが美しい（譜面ではレガートだけど）「装飾音」などが私好み。逆に「反復音」「和音」はスピード感がもうひとつ。
豪快なテクニックという感じではないが、非常に丁寧かつ緻密な演奏。よく推敲されているというか、練りに練られていて、１音たりともゆるがせにはしないといった感がある。その意味でどの曲も完成度が高い。ただ個人的には多少神経質というか息苦しさを感じないでもない（楽天的な爽快感に欠けるというか）。また、少し凝り過ぎ（表情の付け過ぎ）というか、もっとストレートにいった方がよいと思う曲もある（たとえば「3度」「オクターヴ」など）。「和音」はかなりのスピード感があって（中間部はゆったりしているけど）かつ音の輪郭がクッキリとして、この曲のベストの演奏の一つ。
若く溌剌とした演奏。 タッチに張りとキレがあり、粒立ちがよい（妙にベタベタせず、サラッとしている）。 指回りも安定。その意味では（同じ女性ということもあって）内田盤を思い出させるが、彼女ほど凝った解釈ではなく、もっとストレート （屈託がない）。 またボッファール盤と同様、（彼ほどではないが）これと言った「穴」もない。 （ちなみにソン盤とボッファール盤とでテンポ設定も似通っている。） 特にペダルを抑えながら玉を転がすような粒立ちの「8本の指」が印象に残る。 ただ録音のせいもあるのか、全体的に音が軽く硬い傾向にあるので、もう少し音に深みというか重量感、あるいは柔らかさといったものがプラスされれるとよいか。
豊潤な響き（というか残響の多い録音）をベースにした抒情性溢れる演奏。 タッチが洗練されており、しっとりとした潤いがある。 技術的にも非常に安定しているが、それをあまり前面に出さず、むしろ音の美しさや優美さが印象に残る。 （技巧に関しては「能ある鷹は爪を隠す」タイプ。） 特に響きに対する敏感さは特筆もの。 ただ前半4曲はテンポが遅めでちょっとじっくりし過ぎの感がある（特に「3度」のテンポ設定）。 「4度」は響きの美しさは格別だが4度のパッセージにはもう少し躍動感が欲しいところ。 別のライヴCDにも入れている（得意曲と思われる）「8本の指」や「対比的な響き」などがスグレもの。 「半音階」や「反復音」でのタッチの安定感も抜群。
全体的にテンポが速く、サクサクと進むところは少しベロフと似ているが、彼ほど攻撃的でなく、より流れが自然。 それでいて打鍵に勢いがあり、ダイナミック。叙情的な曲ではゆったり歌っている。 30代の脂の乗りきった頃の演奏だけに技巧的にも余裕がある。楽々と弾いている感じ。 細部にあまりこだわらないというか神経質にはならないが、逆に言えば細部をもっと磨く（完成度を高める）余地はある。 （一発録りに近い形の録音なのかも。） 録音が古いだけに音質はもうひとつで、強音ではやや音が乱暴に響く（「和音」など）。 速いテンポで弾き切る「5本の指」「3度」、たっぷり歌う「6度」などが印象的。
テクニシャンの彼らしくタッチが洗練されていて技術的にも高度に安定。 ライブだが熱気のようなものとは無縁で、あくまで冷静沈着、汗一つかいていないような姿が目に浮かぶ（実際に見たわけではないが）。 最もriskyな「和音」もライヴにしては（ライヴだからこそか）テンポが無茶苦茶速く感心する（が、ちょっと荒いかも）。 ただ最初の4曲はキレというかノリがもうひとつで、まだエンジンがかかっていなかったのか、それともこれが彼の解釈なのか。 また（これはアムランなどにも通じることだが）余裕シャクシャクなのだがもうひとつ薄味というか音楽的感興に乏しい面もあるかも。 ライヴだが全体を通して瑕はほとんどない（最後の拍手も）。
指回りなど技術的な面は悪くないが、デッドな録音のせいか少し埃っぽい感じもある。（乾いた音という点ではハース盤と似た雰囲気がある。） 全体に雑とは言わないが、もう一段の完成度の高さが欲しいところもある。 それでも「反復音」のスピードは「限界に挑戦！」という感じで面白い（勢い余ってか？同音連打で音を余計に弾いているところもあるが）。 また「和音」では跳躍音がクリーンヒットしていない（音がはっきり出ていない）ところがあったり、「8本の指」では出だしが切れているように聞こえたりと（編集の問題？）、レコードとしての仕上げにちょっと問題ありかも。
残響多めの録音のせいもあるが、響きが豊潤。響きにとても気を使っていることがわかる。（その点でエマール盤と似た雰囲気。） テンポはどちらかというと全体的に遅めだが音楽的にじっくり聴かせようとしている。 ただ技術的にももう少し余裕や流麗さがあってもよいか。「6度」や「オクターヴ」など少し苦しさが見える。（そこをルバートを巧みに使って音楽的に聴かせているのは上手いのだが。）
'92年のスタジオ録音に比べて勢いがあり、音楽的にはずっと魅力に溢れている。が、残念ながらライヴということで瑕が結構あるし、録音状態ももうひとつ。 「オクターヴ」のようにクライマックスでミスっているものもある。 （これを聴くとスタジオ録音はだいぶ慎重というか穏当になっていることがわかる。） 全体にテンポが相当に速いというかアグレッシブ（多少強引とも言える）で、手持ちのCDの中では12曲中8曲が最短時間演奏。 個人的には、この解釈のまま（細部の精度を上げて）スタジオ録音すればベロフ旧盤並みのインパクトがある盤になったのではないかと惜しまれる。 ただ「和音」でリズムがもっさりしているのはスタジオ録音と同じで、この曲は苦手なのかも（あるいはこれが彼の解釈？）。 ちなみに（製作者が曲をよく知らないのか）第10曲と第11曲の間のトラックの切り方が間違っている。
全体的に淡泊で良く言えば落ち着きが感じられる（悪く言えばちょっと生気が抜けた感じ）。 細部にも気を遣っているが、f、p等の対比やダイナミックスの変化がやや緩慢でメリハリに欠けるところもある。 またペダルの使い方がイマイチなのか（あるいは昔からのポリーニの癖なのか）音価が伸びがちになって、そのためボワ〜っとしまりがないように聞こえてしまうところもある。 「和音」も（テンポが遅くてモッサリしていることもあるのだが）音の輪郭がぼやけてしまった感じがある。 「半音階」「反復音」「アルペジオ」のような細かい動きの曲は悪くないが、「3度」「4度」の重音系はいま一つ怪しいところも。
メカニックは非常に安定しているのだが、工夫というかセンス、エスプリがあまり感じられない（そういう無機的なところが彼の持ち味なのかもしれないが…）。 それに加えて、録音のせいか音がややdullというか厚ぼったく、微妙な表情やキレに乏しいことで余計に損をしているかも（同じくDeccaのラヴェル全集の音は好きだったのだが、エンジニアや録音場所が変わったせい?）。 その中では急速な4度のパッセージにキレがある「4度」などは彼らしい技巧的な冴えが見られ、一聴の価値あり。
非常に落ち着いていると言うか、もの静かと言うか、スタティックな印象を受ける。表現の振幅が少なく淡々と弾き進めている。ペダルも控えめ。 丁寧でごまかしがないところは好感が持てるのだが、技巧的にはちょっとぎこちないというか流麗さに欠ける。 （己を良く知っていて、無謀な冒険はしない感じではあるが。） 朴訥という言葉が似合う。
誠実な演奏ではあるが、技巧的にはもう少しシャキっとしたところが欲しい。 ルバートやタメを作ることが多く、部分的に多少テンポを落としても細部までキッチリと弾こうとする姿勢はよいのだが、その分スピード感や滑らかさはどうしても犠牲になっている。そのあたりが聴いていてもどかしい。 （「オクターヴ」「半音階」などでその傾向が顕著。） また「8本の指」ではフレーズの始めに変にアクセントを付けるのに違和感がある。
内声を強調するなど、表現に工夫が見られる。 技巧よりは音楽性で聴かせるタイプ。 ただ、それを支えるためのテクニック（メカニック）がさらに強靭であればよかったのだが…（残念ながらちょっと弱い）。 とにかく通り一遍の表現では飽き足らず、いろいろやってくるので聴いていて面白い。 ティボーデあたりに彼女の爪の垢を煎じて飲ませたいところ(笑)。
表現に勢いがあり、ルーティーンに流れないような意欲は買えるのだが、細部のタッチがちょっと曖昧になることが多く、わずかにテンポが揺れる（走る）ところもあって、技術的完成度はあまり高くない。技巧が弱いと言うよりは細部にあまり神経が行き届いていないという感じ（昔鳴らした?技巧に任せて弾き飛ばしているという印象）。 これに内田の丁寧さが合わさったら結構面白い演奏になると思うのだが…。 それでも「3度」の記録的な速さなど、面白い所もある。
即興的というか、表現に勢いがあり、打鍵の思い切りがよい。 ただ丁寧さに欠けるというか細部での完成度が低いところがあって、一発録りに近い形で録音したのではないかと思わせる。 「半音階」などを聴くと、テクは良いものがありそうなので、惜しい気がする。 「5本の指」ではテンポの変化が唐突で（確かに楽譜にはaccel.とかrubato指定があるが）それが面白い。 音質は（時代相応ではあるが）もうひとつ。
全体的にオーソドックスで悪い演奏ではないが、（技巧のキレが特別凄いとか、音楽センスに溢れるとか）もう一つ特徴に欠ける。 筋は悪くないが、詰めが甘いという感じ。 「半音階」では音が抜けているところがあったり、 「装飾音」ではミスタッチみたいのがそのまま残されていたりと編集の完成度も今ひとつ。 「反復音」も技術的に少し苦しい。 残響はやや多めで、どちらかというとしっとり系。
全体的にかなり遅めのテンポ。表情付けが豊かで丁寧なのはよいが、ナヨッとした感じになりがち。 よく言えば今流行りの癒し系というところだが、テクニカルな部分では不満が残る。 ここぞというところでタッチが小手先っぽく、ルバートをかけることもあって、逃げを打っているようにしか聞こえない。 例えば「4度」のfでのStrettoの部分は小手先で弾いている感じで、しかもキレがない。 「オクターヴ」もテンポが上がられないのかルバートかけまくり。 「半音階」ではテンポも安定せず、酔ってしまいそうな演奏。
時代楽器（1898年製ベヒシュタイン）による演奏。 最初の「5本の指」の出だしの音型がどこかたどたどしく、（チェルニーをさらう子供のパロディとして）意図的にやっているのかと思ったが、その先もどうもパッとしない。 タッチに覇気がないし、安定感にも欠ける。 他の曲も同様。テンポが遅い上に音の運びが鈍いというか硬く、ぎこちない。 あるいは楽器のせいなのかも知れないが、それが関係ないとすれば技術的錬度の点では手持ちCDの中で最低クラスにある。 表現や音楽的な面でもこれといった特長は感じられない。
曲の雰囲気は出そうとしているが、技術的にかなり苦しい。 「8本の指」「半音階」「反復音」などかなり遅めのテンポをとっているにもかかわらず粒が揃っていなかったりタッチが不安定だったりと、聴いていてつらい。正直「弾けてない」と言っても良い。 それほどひどくない曲でもリズムにキレがなかったり、メリハリに欠けたりと、あまりいいところがない。
各曲の演奏時間（ピンクは最短時間、黄色は最長時間のもの）
| 奏者 | I | II | III | IV | V | VI | VII | VIII | IX | X | XI | XII |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| オールソン | 3:07 | 3:44 | 5:14 | 5:20 | 2:39 | 1:36 | 2:07 | 5:58 | 3:01 | 5:33 | 4:24 | 5:44 |
| ボッファール | 3:00 | 3:36 | 5:16 | 3:52 | 2:32 | 1:34 | 2:16 | 5:05 | 3:12 | 5:29 | 4:43 | 4:23 |
| ベロフ<73> | 2:35 | 3:22 | 4:53 | 3:18 | 2:20 | 1:29 | 2:03 | 4:46 | 2:52 | 4:59 | 4:03 | 3:51 |
| ベロフ<96> | 2:45 | 3:01 | 4:45 | 3:10 | 2:22 | 1:32 | 2:01 | 4:39 | 2:56 | 5:18 | 4:05 | 4:00 |
| W.ハース | 2:55 | 3:08 | 4:41 | 3:32 | 2:22 | 1:24 | 2:01 | 4:19 | 3:10 | 5:20 | 3:19 | 4:45 |
| 内田光子 | 2:51 | 3:35 | 5:31 | 4:15 | 3:08 | 1:26 | 2:06 | 4:55 | 3:18 | 5:15 | 4:48 | 5:08 |
| J.Y.ソン | 3:05 | 3:36 | 5:20 | 3:33 | 2:55 | 1:29 | 2:17 | 5:11 | 3:14 | 5:24 | 4:54 | 4:46 |
| エマール | 3:11 | 4:32 | 5:13 | 4:38 | 2:24 | 1:33 | 2:12 | 4:43 | 3:17 | 5:37 | 4:43 | 4:51 |
| ヴェデルニコフ | 2:37 | 3:10 | 5:40 | 4:52 | 2:37 | 1:30 | 2:04 | 5:02 | 3:09 | 6:56 | 4:06 | 4:04 |
| 岡田博美 | 3:16 | 3:38 | 4:52 | 3:47 | 2:33 | 1:28 | 2:04 | 4:28 | 3:05 | 5:17 | 4:18 | 3:56 |
| P.フランクル | 2:58 | 3:28 | 5:08 | 3:54 | 2:30 | 1:37 | 2:13 | 4:56 | 2:55 | 5:13 | 4:48 | 3:50 |
| M.ラコネン | 3:07 | 4:00 | 4:54 | 4:44 | 2:52 | 1:45 | 2:15 | 5:32 | 3:26 | 5:14 | 4:41 | 4:54 |
| ポリーニ<86> | 2:46 | 3:02 | 3:57 | 2:58 | 2:15 | 1:28 | 1:59 | 4:11 | 2:51 | 4:34 | 3:14 | 3:18 |
| ポリーニ<92> | 2:56 | 3:20 | 4:16 | 3:27 | 2:31 | 1:34 | 2:10 | 4:48 | 3:13 | 4:21 | 3:35 | 5:01 |
| ティボーデ | 3:09 | 3:30 | 5:10 | 4:18 | 2:42 | 1:39 | 2:10 | 5:29 | 3:02 | 5:24 | 4:51 | 5:28 |
| A.プラネス | 3:25 | 4:00 | 4:55 | 4:07 | 2:43 | 1:41 | 2:22 | 5:14 | 3:26 | 5:14 | 4:34 | 4:21 |
| M.ティリモ | 3:11 | 3:38 | 6:03 | 4:34 | 2:58 | 1:48 | 2:33 | 5:26 | 3:31 | 5:32 | 4:55 | 4:46 |
| S.ピンカス | 3:11 | 3:36 | 4:46 | 4:25 | 2:56 | 1:32 | 2:20 | 4:55 | 3:21 | 4:16 | 4:23 | 4:41 |
| J.スワン | 2:50 | 2:55 | 5:01 | 4:21 | 2:33 | 1:28 | 2:10 | 4:48 | 2:59 | 5:54 | 4:33 | 4:22 |
| ヘンケマンス | 3:02 | 3:32 | 5:06 | 4:18 | 2:43 | 1:34 | 2:03 | 4:59 | 2:51 | 5:42 | 4:09 | 4:37 |
| L.P.ペレティエ | 2:52 | 3:30 | 5:19 | 4:03 | 2:33 | 1:33 | 2:12 | 5:11 | 3:14 | 6:42 | 4:53 | 4:28 |
| F.ティオリエ | 2:56 | 4:12 | 5:00 | 4:29 | 3:17 | 1:38 | 2:29 | 4:39 | 3:44 | 4:44 | 4:31 | 4:37 |
| P.カッサール | 3:18 | 3:36 | 5:11 | 3:40 | 3:00 | 1:39 | 2:23 | 4:59 | 3:33 | 6:03 | 4:36 | 4:51 |
| R.ホワット | 3:26 | 4:05 | 4:51 | 3:43 | 3:04 | 2:13 | 2:28 | 5:27 | 3:23 | 4:12 | 4:11 | 5:10 |